幻想水滸伝ティアクライス　セリフ集ルバイス殿の外出

幻想水滸伝ティアクライス　セリフ集
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... 2012/04/15 (Sun)

～クエスト「ルバイス殿の外出」を受けると～
モアナ	(通常) ああ、ルバイスさん？そう言えば今日も出かけてるよ。
シグ	(驚) えっ！？
モアナ	(通常) ついさっき、ちょっと出て来ます、って言って。言われてみれば今までにも何回かあったなあ。どこ行ってんだろうね？
シグ	(困) さあ…あのおっさん、わかんねえこと多いからなあ。 (通常) たまに出かけるのってウチに来た時からずっとか？
モアナ	(驚) う～～～ん…違うなあ。帝国が消えちゃったころからのような気がする。
シグ	(真剣) 帝国か… 確か、あのおっさん… ラザ出身だって言ってたな… 行ってみるか。
～ミスラト川・ラザの砦前～
ルバイス	(笑顔) おや、シグさん。見つかってしまいましたか。
シグ	(通常) 何やってんだ？こんなとこで。
ルバイス	(通常) 見ているだけですよ。まったく… 帝国と一緒にあの砦の残骸も消えてしまえばよかったのに。そうは思いませんか？
シグ	(驚) え…？
ルバイス	(通常) 昔、ラザは普通の街で、私もそこに住んでいたというお話はしましたよね。
シグ	(驚) ああ、聞いたけど…
ルバイス	(笑顔) 実は私、結婚もしていましてね。妻と一緒に暮らしていたんです。
シグ	(驚) へえ！そうだったのか！
ルバイス	(通常) でも、そのころの私は仕事がとても忙しくて、めったに家に帰れませんでした。そのせいで、妻にはずっと寂しい思いをさせてしまったんです。 …だから、でしょうね… 妻は…協会の勧誘に引っかかってしまったんですよ。
シグ	(驚愕) なに！？
ルバイス	(通常) 協会はラザの街にこっそり広報員を送り込んでいました。妻以外にも何人も協会に取り込まれていたようです。なのに私はそんなことも知らず仕事仕事に明け暮れて気がついた時には… 妻は死んでいました。
シグ	(驚愕) え…
ルバイス	(通常) 病気になったのに医者にも行かず、薬ものまなかったんですよ。病気はあらかじめ決まっていたこと、医者や薬に頼るのは異端だ…と思ったんでしょうね。
シグ	(真剣) 協会の理念…か。
ルバイス	(通常) ええ… 治らない病気ではなかったのに… 医者にさえかかっていれば… いえ、それ以前に私が気づいてやれば…
シグ	(真剣) おっさん…
ルバイス	(通常) そんなことが他にもいろいろあって、帝国もやっとラザの街に協会が入り込んでいることを知りました。それで、街の住民を強制的に移住させ街全体を協会と対峙するための砦に造り変えたんです。 (笑顔) その砦を占領されて協会式に造り変えられたのも皮肉と言えば皮肉ですが。
シグ	(真剣) そう…だったのか。
ルバイス	(通常) はい。
シグ	(真剣) じゃあ、おっさんが協会のこと探って帝国やオレたちに流してたのは…
ルバイス	(通常) 私自身には協会を倒す力はない。だから倒してくれそうな人たちに情報を提供してるんですよ。所詮は個人的なカタキ討ち… いや、私怨を晴らしているだけと言ってもいいでしょうね。
シグ	(通常) そうか？
ルバイス	(驚) はい？
シグ	(通常) うまく言えねえけど、ホントに嫁さんの恨みを晴らしたいだけならあんた、ここには来ねえ気がする。それに、あんたがくれるのは協会をぶっ叩くためだけのネタじゃねえ。いつだって、協会に踏みつぶされそうな連中を助けるためのネタだったじゃねえか。
ルバイス	(驚) ……… (笑顔) やはり不思議な人ですねえ、あなたは。
シグ	(驚) 不思議？
ルバイス	(笑顔) ええ、不思議ですよ。 (通常) さて、戻りましょうか。
シグ	(通常) えっ？いいのか？
ルバイス	(笑顔) はい。ありがとうございます。
シグ	(驚) ありがとうって… 何が？
ルバイス	(笑顔) なんとなく、ですよ。