~ノスロウの樹海~ |
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(グントラムを連れて行くと) |
謎の女性 |
(通常)
あら、あなた。
どうしたんです? |
ボッシュ |
(笑顔)
ラティルダ!
お客さんだぞ!
はーーーっはっはっはっはっは!! |
グントラム |
(通常)
なっ…!! |
ラティルダ |
(通常)
え…?
お客さん…って…
樹海の外から? |
グントラム |
(通常)
ラティルダ!
本当に君なのか!? |
ラティルダ |
(通常)
あ…
グントラム…様!? |
シグ |
(驚)
へ…? |
ボッシュ |
(通常)
む? |
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(暗転) |
シグ |
(驚)
えっ!?
樹海に行った侍女って… |
グントラム |
(通常)
ええ。
こちらのラティルダ嬢のことです。 |
ラティルダ |
(困)
2年前…
ファラモンが協会に制圧されて…
王様も王妃様もお亡くなりになり、
クロデキルド様は行方不明…
そして、アストラシアの民に残された
最後の希望だったフレデグンド様は
協会に心酔してしまわれて…
お恥ずかしい話ですけど、わたし、
もう生きていても仕方がないと
思い詰めてしまったんです。 |
グントラム |
(通常)
自ら命を絶つつもりだったのだね? |
ラティルダ |
(困)
はい…
(通常)
でも、そしたら何の偶然か
この人に会ってしまって。 |
ボッシュ |
(笑顔)
一目惚れというのは本当にあるのだと
あの時、初めて知ったな!
はーーーっはっはっはっはっは!! |
ラティルダ |
(通常)
この人、自分も遭難しているのに
いきなり妻になってくれって
迫って来たんです。
最初は、わたしにかまわないで、と
お断りしてたんですけど… |
ボッシュ |
(笑顔)
いらない命なら
私にくれと言ったんだ!
はーーーっはっはっはっはっは!! |
ラティルダ |
(通常)
それでまあ、根負けしたような形で
お受けしたんです。
(笑顔)
そうしたらこの人、
わたしのこと、本当に
大切にしてくれて… |
ボッシュ |
(笑顔)
ラティルダの命は私の命だからな!
命を大切にするのは当然だ!
はーーーっはっはっはっはっは!! |
ラティルダ |
(笑顔)
なんだかもう、このままここで
暮らしていければいいような気持ちに
なってしまっているんです。 |
シグ |
(驚)
は~~~… |
グントラム |
(通常)
な、なんと… |
シグ |
(通常)
それじゃ、
もう戻るつもりはねえのか?
樹海から出られても? |
ラティルダ |
(通常)
出られるんですか? |
シグ |
(通常)
ああ、もちろんだ。 |
ラティルダ |
(通常)
そ、そうなんですか… |
ボッシュ |
(笑顔)
私は別に出なくてもいいぞ!
こんなに快適な暮らしは外にはない!
はーーーっはっはっはっはっは!! |
ラティルダ |
(困)
…わたしも、いいです。
今のアストラシアに戻っても
仕方がありませんし。 |
グントラム |
(通常)
そんなことはない!
アストラシアは協会を駆逐し
独立を回復した! |
ラティルダ |
(通常)
え…? |
グントラム |
(通常)
クロデキルド様もお戻りになられ
フレデグンド様も改心しておられる! |
シグ |
(通常)
そうだ! あんたさえその気なら
帰れるんだよ!
あんたのアストラシアに! |
ラティルダ |
(通常)
…ほ…本当に…? |
グントラム |
(通常)
本当だとも!
でなければ私がファラモンを
離れるわけがない! |
ラティルダ |
(困)
そ、そんな…
今さら…
あなた… |
ボッシュ |
(通常)
ラティルダ。
なぜそんな顔をするのだ? |
ラティルダ |
(困)
だ、だって… |
ボッシュ |
(通常)
故郷がもとどおりになったのなら
めでたいことではないか!
(笑顔)
何を迷うことがある!?
帰りたいのなら帰ればいい!
はーーーっはっはっはっはっは!! |
ラティルダ |
(通常)
え…
(困)
ほ、本当に…
帰ってもいいんですか…? |
ボッシュ |
(笑顔)
だからそう言っているじゃないか!
はーーーっはっはっはっはっは!! |
ラティルダ |
(困)
そ、そうですかっ!
あなたがそんな人だとは
思いませんでした!
わたし、実家に帰らせていただきます!! |
ボッシュ |
(笑顔)
ん?
何を怒っているのだ? |
ラティルダ |
(困)
わたしなんか
いなくなってもいいんでしょう!? |
ボッシュ |
(笑顔)
はて?
そんなことは言ってないぞ。 |
ラティルダ |
(困)
…言ったじゃありませんか…
たった今… |
ボッシュ |
(笑顔)
はーーーっはっはっはっはっは!!
何をわからないことを言っているのだ!
さあ、行こうじゃないか! |
ラティルダ |
(通常)
…え? |
シグ |
(驚)
おっさん!
あんたも来るのか? |
ボッシュ |
(笑顔)
なぜそんなことを聞くのだ?
妻の故郷は私の故郷!
妻が帰るなら私も帰る!
当たり前のことではないか!
はーーーっはっはっはっはっは!! |
ラティルダ |
(笑顔)
あ、あなた…!
あの…グントラム様。
夫も一緒でかまいませんか? |
グントラム |
(笑顔)
もちろんだとも! |
シグ |
(笑顔)
よーし!
じゃ、みんなで帰ろうぜ! |
ラティルダ |
(笑顔)
はい! |
ボッシュ |
(笑顔)
はーーーっはっはっはっはっは!! |
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『ボッシュ』が同行者となった |
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『ラティルダ』が同行者となった |
~ファラモン~ |
ラティルダ |
(通常)
ああ…! |
シグ |
(笑顔)
どうだ?
協会のヤツらなんかいねえだろ? |
ラティルダ |
(笑顔)
はい…はい!
わたしが…わたしが生まれ育った
ファラモンです…!
良かった…本当に…
シグさん…
ありがとうございます。
アストラシアを救って下さって… |
シグ |
(通常)
オレたちは手伝っただけだって。
この国のみんなが
自分たちで取り返したんだ。 |
グントラム |
(笑顔)
いやいや、
それはご謙遜と言うもの。
(通常)
シグ閣下が
クロデキルド様と共に
来て下さったからこそです。
そうでなければ私たちは今も
協会の圧政にあえいでいたでしょう。 |
ラティルダ |
(笑顔)
…やっぱり…
本当に…シグさんには
なんてお礼を言っていいか… |
ボッシュ |
(通常)
ううむ…
これはいかんな。 |
シグ |
(驚)
何が? |
ボッシュ |
(通常)
ラティルダが喜んでいるのはいい。
しかし!
妻を最も喜ばせるのは
夫であるこの私でなければならん! |
ラティルダ |
(通常)
あ、あなた…? |
ボッシュ |
(笑顔)
よおし!
では私も今日から君らと共に戦おう!
はーーーっはっはっはっはっは!! |
シグ |
(驚)
えっ!? |
ボッシュ |
(通常)
その協会とかいう連中は
この国から撤退したとは言え
今も危険な敵には違いないのだろう!
ならば!
妻の故郷と笑顔!
私が守って見せようっ!
(笑顔)
体力には自信があるっ!
君らにおくれは取らんぞっ!!
はーーーっはっはっはっはっは!! |
ラティルダ |
(笑顔)
あなた…
(通常)
…そうですね…
わたしも…お手伝いさせて下さい。 |
グントラム |
(通常)
ラティルダ…君まで!? |
ラティルダ |
(困)
わたしは…故郷の危機に
勝手に絶望して…何もかも
捨ててしまおうとしました。
けれど…わたしは夫に救われて、
わたしの故郷も多くの人々の手で
救われました。
わたしは…
自分にできることもやらずに
逃げていただけだったんです。
(通常)
もう、あんな過ちは
繰り返したくありません。
(笑顔)
それに、夫ほどではありませんけど
わたしも体力あるんですよ。
樹海暮らしで鍛えられましたから。 |
シグ |
(通常)
…そっか。
(笑顔)
よーし、わかった!
ふたりとも、よろしくなっ!! |
ラティルダ |
(笑顔)
ありがとうございます!
(通常)
あなた。
一緒にがんばりましょうね。 |
ボッシュ |
(笑顔)
もちろんだっ!
はーーーっはっはっはっはっは!! |
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『ボッシュ』が仲間となった |
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『ラティルダ』が仲間となった |
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『ボッシュ』が同行者からはずれた |
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『ラティルダ』が同行者からはずれた |
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